ワンボイスマスター10期生~最終レッスン後記~「できない」から「できた!」へ。声と心の軌跡

ワンボイスマスターコース Jun 12, 2025

 

みなさん、こんにちは!
NEOトレーナーのNanamiです。

ワンボイスNEOで世界基準の発声を習得し、
「息をマスターする」ワンボイスマスターコース10期生の皆さんは、
ついに最終レッスンを迎えました!

2024年1月にワンボイスNEOコースをスタートし、2025年1月にマスターコースをスタート。
合計1年半にも渡る発声マスターへの道のりを辿ってついに迎えた最終レッスンです。


最終レッスンでは、決められたカリキュラムは無く、皆さんがやりたいことを自由にカスタムしていきます。

 

 

▶最終レッスンで意識することは今まで習得したテクニックを手放すこと

 

✅「こうやらなきゃ」をリストアップ

✅本当にそれはやらなければいけないのか?

✅難しいという苦手意識、劣等感を捨てて今の実力で一生懸命歌ってみる

 

それぞれが駆け抜けたこの6ヶ月。発声の変化はもちろん、思考や感情の在り方にも大きな変化が見られました。一人ひとりが「声」と向き合い、「自分」と対話しながら進んできた日々。今回の記事では、その最終レッスンの様子を各トレーナー目線でレポートします!

 

 


・ワンボイスマスターコースって?

・メンバーにはどんな人がいるの?

・実際のレッスンの様子は?



どんな内容なのか、
気になる最新情報をお届けしますね。

 


▶まずは東京対面レッスン組からレポートしていきます!

 

Mさん(シンガーソングライター):ちゃんと歌わなきゃ!から解放された日

最後のレッスンに向けてやりたいことをしっかりまとめてきてくれたMさん。BELT2のGシリーズではまだ力みが残るという課題に対し、「中間の声」と「うがいのポジション」を調整しながら、ちょうどよいポジションを見つけていきました。

最初は「裏声っぽい」と感じていたポジションも、全身で発声することで“ノックできている”感覚に。嬉しそうに声を出す姿が印象的でした。

難関だったMIXTONE喉開けSighCOWでは、COWの見直しを通して高音の力みと向き合う時間に。急にできるものではないからこそ、練習の記録を動画で残しながら少しずつ進んでいこうという話になりました。

歌唱では「ちゃんと歌わなきゃ」という思い込みから解放される瞬間に。「1mm後ろに開ける」「顔芸で熱唱してみる」といったチャレンジが功を奏し、のびのびと歌う姿に成長を感じました。

最後はコースが終わるのが寂しい…と涙ぐむ場面も。このコースが、Mさんにとって心から楽しめる“場所”になっていたことが伝わってきました。

 

 

Aさん(趣味の方):遠鳴りの声を信じること!

「Emotions」の“You”で閉鎖が強くなってしまうポイントを、何度もデモを真似しながら調整。喉の開け方を改善し、「もっと後ろから噛みつく!」を合言葉に深い響きを目指しました。

歌の中でのMIXTONEの使い方が分からないという悩みも、実際の楽曲「Never Enough」を使いながら、「1番はMIXで適当に」「サビからBELT!」という戦略で明確に。スクワットを使った発声練習では、喉だけで頑張る癖に気づき、シャケの法則で声を解放していきました。

「声が遠鳴りして自分に聞こえない」ことに不安を感じていたけれど、それこそが正解!という声かけに納得の表情。地声のグリップを手放すこと、声は後ろ、そしてお腹から出すことを合言葉に、新しい歌唱スタイルを掴みかけています。

 

Hさん(趣味の方):楽しくない方向にいかなくていい!

「MIXTONEが分からない」「歌の中でどう使えばいいか分からない」と語っていたHさん。

HOの復習では“天からの声”というキーワードで大きく変化。オープンハミングではチキン声からの脱却に挑戦し、「横に広げる」感覚で響きを取り戻しました。

課題曲のspeechlessではtry to~以降の後半部分を重点的に練習。スクワットやswing downで身体と喉をつなぐ練習を。なかなか改善されないギュッと縮まった喉に対して、「ゆっくりゆっくり」と何度も声をかけて丁寧に取り組みました。

「手放すのが怖い」と話すHさんに伝えたのは、「自分が楽しいと感じることが正解」。歌っていて楽しくない方向にわざわざ行かなくていい。頑張らないことを、自分に許すことが新しいスタートに繋がっていきます。

 

▶続いてオンラインレッスン組のレポートをお届けします!

 

Yさん(趣味の方):人生の舵を歌で切る瞬間!

MIX4鼻蓋ボイスを復習する予定が、レッスン半ばで涙を溢す彼女の話を聞いていくと、仕事と歌の間で揺れる思いがあふれてきました。

障害者支援の仕事という「命と隣り合わせの現場」でエネルギーを使い果たし、落ち着いた時に訪れる“不安”と“これからどう生きたいか”という問い。年齢や周囲との比較、自分自身の選択。

それでも「表現することが好き」と改めて気づき、心から「なんでもできる」と言葉にした瞬間。そのあと歌ったモアナは、技術ではなく心から湧き出る歌。先週の投稿とはまったく違う、迷いのない歌声でした。

「発声はマインドから整える」というREBELTINGの理念が、Yさんの言葉と声を通して、深く体現されていました。

 

Mさん(舞台俳優):「喋る=ベルト」が腑に落ちた瞬間!

「柔らかい声が出したい」と思っていたMさんが、Chico先生のLAレッスン動画を見て「ヌメの位置を通らないと柔らかくなれない」と実感。「喋る=ベルト」という感覚がようやく腑に落ちました。

MIX6で「ここだ!」という発見があり、ガサガサしていたハッピーサイレンがオープンハミングで改善、CRYSTAL MIXやMOMスケールの響きの変化など、繊細な調整で声が大きく変わっていくのを体験。

「Never Enough」の柔らかさを目指す中で、「歌おうとする意識」から「話すように」にシフト。レッスン後の変化に「REBELTINGってすごい!」と感動していました。

自分でメンテナンスできる力をつけたこと、それを喜ぶ姿に、私も思わず涙がこぼれました。

 

Sさん(シンガー):人前で歌える喜びを胸に、次のステージへ!

Chico先生のLAレッスン動画に感化され、「自分は中途半端かも」と一瞬不安になったしまったSさん。でも、それを乗り越えて挑んだ海外オーディション。

初の英語環境、声出しなしの本番。けれど「いきなりベルトできた」と語るその言葉には、日々のトレーニングで築いた土台への信頼がありました。

歌唱も会話も冷静にこなし、「人前で歌えるのが楽しい」と心から思えた経験は、Sさんにとって新しい自信となったようです。

技術的にはCRYSTAL MIXやMOMスケールの微調整、ヌメッとした響きのバランスと向き合いながら、歌う楽しさを再確認。「イルカのジャンプ、今ようやく分かった!」と語った笑顔が印象的でした。

 

 

▶続いては大阪からのレポートです!
大阪では、お互いのレッスンを見学し合うくらい仲の良い2人のレッスンをお届けします。

 

Sさん(シンガー):ダサさの中に、本当の自由があった!

最終レッスンの少し前、心の中で「野球部やりたいな」と思っていたというSさん。(BELT3で登場する野球部ロングトーンというスケール練習)そんなタイミングでChico先生からの電話があり、「まず野球部やってみようか」と言われてびっくりしたそうです。

レッスンでは、喉を“上げる”という動きにずっと抵抗があった理由を掘り下げる中で、「自分の中の“美しさ”を保ちたい」という強い思いが、喉を開放することを妨げていたことに気づきました。つまり、「喉を上げる=ダサい=自分の美意識を壊す」と感じていたのです。

しかし、「本当のベルティングは力と力がぶつかって“無”になる瞬間」というChico先生の言葉を受け取り、「美しさ」や「格好良さ」にとらわれない表現の扉が開き始めます。

試しに“ぶりっ子”の動きで肩を入れてみると、喉が軽々と上がり、本人も驚きつつ、「複雑な気持ちです」とポツリ。今まで嫌悪していた要素の中に、欲しい声のヒントがあった——この構図に対する戸惑いと新鮮な発見が、心に深く残ったようでした。

そして、まさにZEROポイントに入った瞬間、「体の感覚がない」「出してるのに出していない」という不思議な体験をし、その声の中に“光”のようなものを感じたSさん。見学していたMさんとも「このレッスンが一番良かったかも」と感じるほど、深い変化を遂げました。

 

Mさん(シンガー):ZEROポイントに入った瞬間、喉のガラガラが嘘みたいに消えた!

実はMさんも、最終レッスン前から「野球部やりたい」と思っていたそうです。(BELT3で登場する野球部ロングトーンというスケール練習)ですが、喉を開くことへの強い慣れや、ゴスペル的な響きへの愛着がある分、「逆の動き=喉を上げる」ことへの抵抗感がなかなか拭えずにいました。

Cの音までは安定した響きが出るのに、C♯以上になるとガラガラし始める……そんな悩みを抱えながらのレッスンでは、声を“押し出す”動きと“抑え込む”動き、両方が共存する場所=ZEROポイントを探していきました。

「何も起きていないようで、実は全てが起きている」——そんな不思議なポイントに入った瞬間、それまでまとわりついていた“ガラガラ”がスンと消えたのです。

この感覚にMさん自身はまだピンと来ていない様子でしたが、隣で見ていたSさんは「あれがZEROポイントだ」と確信したような表情をしていました。

ZEROポイントの体感がレッスンに浸透していくことで、生徒の変化や習得スピードが大きく加速していく——その確信が、講師としての私にも強く刻まれたレッスンでした。

 

 

まとめ ~声が導く、自分自身との対話~


マスターコース10期生の皆さんの最終レッスンは、発声技術だけではなく「自分との向き合い方」そのものの変化を感じる時間でした。

「声を出す」という行為が、こんなにも感情と、思考と、人生そのものと繋がっているということを、改めて実感させてもらいました。

ここから先の人生の中でも、きっと10期生の皆さんはまた壁にぶつかることがあると思います。だけど、その時はきっと、声が道しるべになる。REBELTINGで学んだすべてが、背中を押してくれると信じています。

マスターコース10期生、本当におつかれさまでした。皆さんの声は、皆さん自身そのものですよ!

 

来月7月からは、マスターコース10期生の皆さんは2か月間の復習期間に入ります。復習期間はアカデミーの動画が引き続き見放題となり、24時間サポートチャットもいつでも利用することができるので、皆さん声に悩んだり何か困ったことがあればいつでも連絡してくださいね!

 

 10期生のブログは今回で終了となります。毎回読んでくださった方、最後まで見守っていただきありがとうございました!

 

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さらに詳しく、ワンボイスNEO・マスターのメンバーが成果を出す秘訣が公開されています。


Chico先生のMVはこちら
 https://youtu.be/jwri7HOfISg?si=ONQy9aFzHmPRuSGa

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リベルティングアカデミー大阪校については、こちらをご確認ください。

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この記事を書いた人

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NEOトレーナーNanami
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「歌を楽しめる場所を」をモットーに
初級・中級レベルの方に向けて東京対面
レッスンやワンボイスNEOを担当しています。

趣味はキックボクシング
一緒にベルトしてスカッとしましょう!
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