ワンボイスNEO4期生~MIX1.5レッスン後記~
Aug 24, 2025
みなさん、こんにちは!
NEOトレーナーのNanamiです。
世界基準の発声をマスターするワンボイスNEO4期生の皆さんは、8月からいよいよMIX1のフェーズに突入しました。
MIX1に繋げる為に約半年間BELTを鍛えてきたと言っても過言ではありません。それほどまでに地声の延長上のミックスボイスを習得するのは時間がかかります。
▶︎ベルトとミックスの違いは?
➡態度と感情の違い
BELT=ROCK・自己主張
MIX =声楽の要素が入った・調和、優しさ
そうなんです、BELTとMIXは対極なんですよね。
MIXの領域に入るとアカデミー動画の数もぐんと増えていきます。
<習得する声の種類> ベルティーミックス・クリスタルミックス
地声でも裏声でもない、真のミックスボイスの開発へ入ります。このミックスボイスは裏声にひっくり返るのではなく、ベルトの延長線上にある伸びやかなミックスボイスです。
<カバーする感情>ウキウキワクワクふわふわキラキラ
<2Dから3Dの歌唱へ>純粋なベルティングボイスを使うポップスやロックの歌声は、表面的に響くことが多いですが、ミュージカルやR&B, Soul, ゴスペルなどは、口を縦に開け、声を立体的に柔らかく響かせます。
「クリスタルミックスが一番欲しい声です!」と仰る方も多いです。
それでは最新のワンボイスNEO4期生について今回もお伝えしていきます。
・ワンボイスNEOって?
・メンバーにはどんな人がいるの?
・実際のレッスンの様子は?
どんな内容なのか、
気になる最新情報をお届けしますね。

MIX1.5の内容と登場するスケール練習
クリスタルミックスとは?
➡ベルトから喉を後ろに開けた場所にあります。
裏声にひっくり返ると、声帯の形状が変わってしまうので全く違う声になってしまいます。
キーポイントは、裏声にひっくり返らずに、地声の延長で喉を開ける力を鍛え地声を支える力と喉を開ける力のバランスの中に見つけていく歌声。それがミックスボイスです。
なんとアメリカでも、真ん中の声が見つからずに諦めてしまう人はたくさんいるそうですよ。
根気強く、裏返らないミックスボイスを開発していきましょう!
MIX1.5で登場するスケール練習は、
・OVグラデーション・4点練習法
・Crowエクササイズ
・「んー」エクササイズ
です。
前回の記事でご紹介したワンボイスNEO最難関スケール「OVグラデーション」に関する細かい練習方法が分かるようになります。
Crowエクササイズでは後ろで鳴らすだけ、という感覚を鍛えていきます。
これはとっても効果的ですが、出来るようになるまで時間がかかる方がほとんどです。私もかなり苦戦しました。
「んー」エクササイズはMIXのフェーズ以降、ワンボイスマスターコースでも常に必要となる閉鎖力をキープしたまま歌う力を養います。
どれも本当に「歌唱する」上で大事なスケール練習です。

恒例!ワンボイスNEOなりきりオペラ選手権!
MIXのフェーズに入ると「なりきりオペラ選手権」が開催されます!毎週火曜日に行っている課題投稿のお題が「オペラ歌手になりきって課題曲を歌う」になります。
4期生みなさん喉を開けようと頑張っていますが、なんといってもChico先生のオペラ歌唱が物凄かったんです!私はとっても感動しました。ホール級に響き渡る歌声で、Chico先生きっとオペラ歌手になっても成功されたんだろうなと思います。コース生はその歌唱を聞くことが出来てラッキーですが、ぜひコース生以外の方にも聞いて頂きたい素晴らしい歌唱でした。
【解説を交えて4期生と一緒になりきりオペラ選手権に参加するChico先生】

しかし、第1回目の課題投稿では、まったくオペラ感が出ない方がほとんどだったので、「リベンジオペラ」を開催しました。
そもそも「なりきりオペラとは・・・?」
皆さんはオペラ歌手のようなモノマネをしてみたことがありますか?
やったことない方はぜひ試してみてほしいのですが、自分ではオペラ歌手の真似をしているつもりでも実際聞いてみると、あれ?意外と普通の歌声だなと思うと思います。
(もちろんオペラっぽく出来る方もいます!)
これが今回の課題の目的です。
オペラ歌手っぽく歌っても意外と自分が思っている以上に喉は開いていない。もっと最大限開けていいんだ!
ということを体感していただきます。
低音だと喉は開けやすいですが、高音でオペラっぽく歌おうとすると裏声になってしまいがち。しかし裏声ではなく、地声のグリップは掴んだまま可能な限りオペラ歌手のように喉を広げて歌っていきます。喉を開けるのはそれ位大袈裟な気持ちで丁度いい、ということです。
なりきりオペラとMIX1のクリスタルミックスってどう繋がるの?
「オペラ歌手がベルトしたら?と、ウキウキワクワクフワフワのMIX1ってどう繋がるんですか?」という質問をよく生徒さんにレッスンでされます。今まではBELTで下方面に声を掘っていましたが、MIX1では斜め上に声を出していきます。
なりきりオペラ選手権は声を斜め上に掘っていくその最北端を鍛えるためのものです。
最初は太い声で斜め上のパイプを掘っていきますが、最終的には細くキラキラした声にさせるのがクリスタルミックスです。
最終的に細く出す為には最初に太い地声で上下に開けておく必要があります。
心が動かないとMOMエクササイズやクリスタルミックスはできない。
しかし最初は心が動かない人が殆どなんです。感情がとにかく重たい。岩のような感情を動かすために「ぶりっこ」「歌のお姉さん」などをイメージして優しい声を作っていきます。
子供が目の前にいて「わぁ♡」とあやしているときのような声です。
なので、なんとChico先生が担当されていたワンボイスマスターコースの元祖である1期生は課題曲に童謡の「シャボン玉」があったそうですよ。
NEOミーティングで聞いた副交感神経のお話
毎週行われているNEOトレーナーMTGは毎回Chico先生から目から鱗のお話をたくさん聞くことができます。今回もそこで得た気づきを皆さんにシェアしていきます。
まず、MIX1は副交感神経を優位にさせて「安心安全を自分の中で作る」ことが大切と言うお話。
私がここ数年見てきたChico先生は、24時間ワンボイスのことや発声のことを考えている印象で、寝る寸前までサポートチャットを気にしながら手にスマホを抱えてそのまま朝になっている、ということを聞いた時には驚きました。
そんな「休まない」Chico先生ですが、その姿勢を変えて最近意識的に「休む時は休む!」とスタンスを変えたそう。
すると、有名なクライアントからレッスン依頼があったり、プライベイトで嬉しい連絡が来たりと、日常明らかに変化が起き始めたそうです。
今までは交感神経を優位にし続けて常に緊張状態にあったけれど、その時よりもリラックスして過ごしている時の方が何事も上手くいく。
そう感じたそうですよ。
最近ではChico先生が咳喘息のような症状が出て息が吸えない時に「優しい気持ち」をイメージすると息が吸えるようになったそうです。
BELTは「頑張るぞ!」という厳戒態勢の気持ちですが、MIXは「リラックス」の声。
ぜひ皆さんも意識してみてくださいね。
生徒さんのレッスンの様子をお届け!
周りの人にも「幸せそうだね!」と言われることが増えた!|Mさん(シンガー)
個人練習ではテンションを上げるために「ウキウキワクワクフワフワ」を意識していた、というMさん。
「うきわ」を保っておきたいけど、いつの間にか忘れている。オペラを意識しまくったり、今のところこうすればよかった、みたいな後悔を抱えながら曲が進んでいくと、「うきわ」がどっかいってしまっている。
例えば課題曲のでdefying gravityの<I’m flying high〜>で、来る来る・・・と緊張する。<It’s ever gonna bring〜>→また出来ないかも、嫌だな・・・と感じながら歌っている。
歌の世界観に入れずに思考の癖を取るのがまだ難しい様子ですね。
でも、Chico先生のメール講座を読んで…
「ワンボイス始まってのこの8ヶ月間は激動すぎ!マインドが変わることで現実が変わってる。彼氏とか、要らないものを手放してる感じ」がするそうです。
ロンドン学校の卒業式→ワンボイス受講する前だったら羨ましさや悔しさでいっぱいだったけど、今は何も思わない。むしろ私はここには居るべきじゃないとまで感じた。波長が合わなくなってた。
抗うつ剤とか睡眠薬的な薬も最近は飲まなくても平気になったそうです。
周りの人にも「幸せそうだね!」と言われることが増えた!
「ワンボイスはメンタルにめちゃくちゃ良いと思います!」と力説してくれました。
クリスタルミックスが手に入ったら無敵だと思う!!!|Aさん(ミュージカル俳優)
最近声の調子がいい!→今まで息漏れしてたことに気づいた&地声を支える力がついてきたおかげでバランス取れるようになってきた!と話してくれたAさん。
今回はなんと特別にChico先生がオンラインレッスンに入ってくださいました!
オープンハミングを細かく見ていくと…トップの音を上から取ってる→オープンハミングスライドでやって下からヌメッとの感覚を掴むように調整。オープンハミングが上に響いてしまう方は「腰くらいで音が移動している」イメージを持つと良いそうですよ。
BEスケール…音が上がると軟口蓋が上がった顔・頬を上げることによって閉鎖を入れていました。こんな小さな動きも見逃さないChico先生は本当にすごいです!
▶︎課題曲 Let it go
スケールでレゾネーションベルトを整えたので、1回目でもかなり歌いやすくなってて、驚いていましたね!
「顎下からまっすぐ声が出ると思ってやってみて」の一言で、いつも弱々しくなっていた<Here I stand~>が一瞬で整いました!このユニークなディレクションはChico先生だからこそ出せるものだなと感じました。
課題としては、滑舌が邪魔をしてるので、舌足らずな感じではっきり発音せずにHere I standの箇所を繰り返して、レゾネーションベルトのレールを確立させていくこと。しっかりと発音をしないことで、力まずに声が出せるレールがあるという事実を、身を持って体験できたことは、Aさんにとってもすごく大きかったんじゃないかと思います。
このレールがある上で、どのくらい喉を開けるか?ウキウキワクワクフワフワなテンションで、どれだけ声を柔らかくできるかという次のステップへ進みます。
力で押すベルティングとは違い、クリスタルミックスはテンションで高音を上がっていく。どれほどテンションで違ってくるかをChico先生が何度もデモンストレーションして見せて、チューニングを合わせていく過程は本当に凄いです。やっぱり何よりテンションが歌には重要です。
「クリスタルミックスが手に入ったら無敵だと思う!!」と、難しいと思っていたクリスタルミックスの習得に光が見えてきて、晴れやかな表情になっていってたのが印象的でした。
まとめ
今回はNEOコース生が直面しがちなオペラ歌唱とクリスタルミックスの関係について深堀してみました。いかがでしたか?少しでもMIX1・クリスタルミックスへの習得に繋がったら嬉しく思います。9月はいよいよお芝居を意識した課題投稿がありますので、ぜひ楽しみにしていてください!
今後もワンボイスNEOコース4期生の様々な情報を定期的にご紹介していきますので、ぜひ楽しみにしていてください。
BELTY MIXを使ったChico先生の歌唱動画
”NEVER ENOUGH’
https://youtu.be/9nocQ4cmoxs
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https://www.rebeltingacademy.com/3steps
さらに詳しく、ワンボイスNEOのメンバーが成果を出す秘訣が公開されています。
Chico先生のMVはこちら
https://youtu.be/jwri7HOfISg?si=ONQy9aFzHmPRuSGa
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この記事を書いた人
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NEOトレーナーNanami

「歌を楽しめる場所」をモットーに
東京対面・オンラインレッスン、
NEO・マスターコースを担当しています。
趣味はキックボクシング
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