ワンボイスNEO5期生~BELT3レッスン後記~

belt3 ワンボイスneo Sep 14, 2025

みなさん、こんにちは!
NEOトレーナーのNanamiです。

7月から総勢18名の方が集まってワンボイスNEO5期生がスタートしました!

5期生は劇団員・オペラ歌手・元歌手・アイドル・経営者・台湾・テキサス・NY在住の方などいろんなジャンル・住まいの方が参加してくれています。

5期生は9月からはBELT3・ロングトーンに挑戦しているのですが、先日BELT3初回のレッスンが終了したので、その様子をレポートしていきたいと思います。

 

・ワンボイスNEOって?

・メンバーにはどんな人がいるの?

・実際のレッスンの様子は?



どんな内容なのか、
気になる最新情報をお届けしますね。

 

 

BELT3のレッスン内容


ワンボイスNEOコースは、いよいよ3か月目に突入しました!9月からはBELT3・ロングトーンに挑戦していきます。

ただでさえロングトーンというのは難しく感じる方も多いと思うのですが、REBELTING ACADEMYではベルトでロングトーンを制覇していきます。

ベルティングの見せ場といえば、やはり地声の響きでのロングトーンですよね。力強い声で、空間が止まったようなあの何とも言えないカッコよさ。みんなが魅力を感じる力強いロングトーン。

そしてベルティングのロングトーンと言えば、C#。


Chico先生のブログやインスタでご存じの方もいるかもしれませんが、これはハリウッドやブロードウェイではマネーノートと言われる特別な音です。

C#を制する者が、ベルティングボイスを制する。
難易度はかなり高いですが、それだけ挑む価値のあるもの。

 

ワンボイスNEOコースのBELT3では、もちろんこの世界への登竜門となるC#の壁を攻略できるようにカリキュラムを設計しています。

ロングトーンを力みなく発声できるように、ベルティングスポットという「ここに声を当てたら安定して出せるよ」という「高音がハマるポジション」を作っていきます。

ワンボイスNEOコースでは、なんとスタートから3か月目でここを習得していくんです!凄いことですよね。

 

▶︎ベルティングスポットとは?

ここに当てれば大丈夫という安心のポジション
声が遠くで響いているように聞こえる声

ベルティングスポットに声が入ると、エフォートレス(押し出すことなく)に、真空管を突き抜ける様に声がスコーンと伸びていきます。

 

ベルティングスポットをヒットしたら、体の力を抜くこと。


体に力がは入ると、硬い声になり、力みに繋がります。
自分の声を信頼して余分な力みを取り除きましょう。

 

ベルトでロングトーンが出来るようになるためには


 どうしたら外国人のようなかっこいい響きでロングトーンが出来るのか。

多くの日本人はロングトーンを頑張って地声で出しても表面的な声、2Dのような浅い声になると思います。

REBELTING ACADEMYで習得していくのはそういった2D的な声ではなく、遠鳴りしているような3D感のある声。遠鳴り感のある声です。

その声を手に入れる為に用意されたスケール練習はこちらです。


その名も、「野球部ロングトーン」

 

野球部が叫ぶ

「おーい!」「こーい!」「へーい!」

これがお手本です。

この遠くにスコーンと響く場所が「ベルティングスポット」です。

「甲子園球児みたいに声を出せばいいのか!」と思っても高音でのロングトーンは難しいと思います。

そこで、この野球部ロングトーンを攻略するためにベルト3原則(頭皮・歯茎・ステップバック)というものが登場します。これはロングトーンのみならずベルティングボイスを習得する上で大切なキーになります。

3つの法則を意識して声を出していくと不思議なことに3Dの声に進化することができるんです。

 

ステップバックがかっこ悪くなる人は要注意!


 3つの法則の中に「ステップバック」というものがあります。実は、このステップバックについてChico先生から合格点をもらえる人はなかなかいません。

先日NEOトレーナーMTGで、Chico先生からステップバックについて補足説明を伺ったので皆さんにシェアしたいと思います。

ステップバックはただ後ろに下がればいいだけではなくて、声が伸びやかに伸びる。押してないのに声がスコーンと出る。その自分だけの場所を探していきます。


その時に大切なのは、目線まで意識をすること。

まっすぐ前を見るよりも斜め上、明後日の方向を見るようにします。すると現実世界から離れてぼーっとした世界観に入れることに気づくと思います。Chico先生はこれを「変性意識に入って声を出す」と仰っていました。

そしてもう一つ、Chico先生のお話を聞いていて、すごく良い考え方だなと思ったことがあります。BELT2やBELT3のフェーズでは、まだ地声を強く掴んでおく必要があります。おのずと重心は下半身にかかるはずです。しかしベルトの大切なこの基礎のフェーズでも声が上に浮いて裏声っぽい響きになってしまう「ミックス系」の方も多くいらっしゃいます。

そういう方に大切な考え方として、Chico先生はこんなことを仰っていました。

「社会とか主役とかを自分の上に置かない。全部下よ!玄関マットにして踏みつけるの!じゃないと軽い声になっちゃう。」

なるほど、玄関マットか(笑)その発想はなかったと私自身思いましたし、歌っている時、特にベルトのような圧倒的な声を出す際にはこういった強気なマインドが必要だと改めて思いました。

 

 5期生も4期生も素トーク開催中です!


先日から火曜日の課題投稿に追加された「素トーク」

その名の通り、飾らず取り繕わずに「素」の自分で30秒間話すという課題です。もちろん内容はなんでもOK!話すことがなければ「話すことないですー」でも構いません。とにかく素の自分でカメラの前に立つことに慣れていく練習です。

これからアーティストを目指す方はこのSNS時代を生きていくために必要なスキルになるので、先を見越して課題に取り組んでいきましょう。

 

【お部屋のカーテンについて素トークを話してくれたAさん!】

皆さん今日の出来事だったり最近感じたことや、同期生に質問を投げかける方もいたりします。いろんな人の話が聞けるって楽しいですよね。

Chico先生も「素で話してる皆を見てると、どんどん皆のこと好きになる!」と仰っていました。なので、ぜひなんてことない日々のお話や感じていることでいいので(むしろそっちの方がいい)どんどん飾りを取って喋っていきましょう!

 

 

ワンボイスNEO5期生レッスンの様子


音に対する印象が変わりました!|Nさん(シンガー)

早速新しいスケール練習、野球部ロングトーンを見ていきます。
喉開けをBELT2でやってきた分、しっかり喉が開いていました。トランジションを越えると3Dの響きが薄れてくるので、ベルト3原則の確認もしながら、やっていきましたが、Nさん的に歯茎とステップバックが3Dの響きの感覚が掴みやすかったようです。ただ表情を見る限り、どこか自信がなさげで、この自信の無さが真空管を突き抜けるようなロングトーンを妨げてる感じがしました。もっとカリスマ感や歌姫感を思いっきり出していこう!と伝えると、これが突破口になったのか、立体的なものすごく良い響きに変わりました。

 
課題曲(I HAVE  NOTHING)

高音やサビに対して、難しく捉えていたり到底叶わないと思っていることで、もっと頑張らなきゃ!と力で声を押しすぎてしまっていたので、その認識を壊してフラットにしていくのが 何よりも効果的だったように思います。Nさん自身も「音に対する印象が変わりました!」と言っていました。喉のポジションも認識も、0ポイントをヒットさせていくのが今後の課題です。傾向として、レッスン後に1人で練習してると、もっと頑張らなきゃ!何とかしなきゃ!と、だんだん認識のバランスが崩れてくるので今回の感覚を家でもキープできるようにやってもらいたいなと思います。

 

すごい楽です!伸ばそうとしなくてもそこ(ベルティングスポット)にいけば大丈夫、みたいな感覚です!|Nさん(ミュージカル女優)

ヒアリングで、ダブルトップでのOHができないと言う事だったので確認していきました。C#あたりから声を吸うような響きが聞こえたので、もっと喉から前に押し出すようにやってみてと言ったらすぐ解決しました。「押し出しが足りなかったんですね!」と解決方法がわかって、スッキリした表情でした。

ベルト3のスケールについて…車の中から受講していたので、ステップバックはやりにくかったかもしれませんが、3大法則を使いながら良いポイントをヒットできてたと思います。歯茎は特にやりやすかったようです。換声点くらいで軽いほうに抜けやすくなっていて、喉が落ちすぎていることが原因でした。バランスよく喉上げをすることで違いのグリップもつかめるようになってきました。Nさん本人も「すごい楽です!伸ばそうとしなくてもそこ(ベルティングスポット)にいけば大丈夫、みたいな感覚です」と、コツを掴んでいました。

課題曲はアリスインワンダーランドの「The mad hatter」という曲に変更しました。

最初に歌ってもらった時、きれいにまとまりすぎてました。加えて、Nさんが苦手意識のある箇所が、シ〜ドで、メロディが動き続けて、かつ言葉数も多く早口なので、より苦しさが増してくるとの事でした。なので、もっと喉を上げてベターとした響きを作っていきました。BEでやってみましたがBEでも、口が縦に空いていたのでそこを調整。後はふてくされの感情を入れめんどくせーって思いながら歌ってもらったらロックの発声に近づいてきました。1カ所だけ音がEまで飛ぶところがあるのですが、そこで上から音を取っていたので、下からヌメっと取るように調整していったところ、すごく出しやすくなったようで「すごい凄い♪出しやすい!嬉しいー!」とめちゃくちゃ喜んでいました。めんどくさいの感情で歌わなきゃダメですね、と改めてこの感情が大事だと感じたようです。

 伝えたことを素直に受け取ることができて尚且つ、コピー能力も高いので、続けて頑張っていってもらってミュージカル業界に革命起こす1人になってもらえたら嬉しいです。

 

「歯茎」最高です!!|Mさん(ダンサー・ミュージカル俳優)

ミュージカルライブで九時間のリハーサルを行い、その後もライブリハが続いたことで喉を壊してしまった。というMさん。今回はChico先生が帰国されていたのでレッスンで直接指導してくださいました!

野球部ロングトーン:特に歯茎の法則が効果的で「歯茎最高です!」と喜んでいましたね。喉が少しガラガラするところは、ベルティングスポットを針の先とイメージし、そこに集中して行け!というChico先生のディレクションで、最高に良い場所に到達できました。

課題曲:Somebody Told Me

音が上がる部分でも真面目な態度が変わらないMさん。そんなMさんに対して、

Chico先生:「不良なんだから上がる音なんか気にするな!一本道につけもの石を置いとけ!」
「歌詞なんだっけ?とスマホを見るのではなく、「歌詞なんだよこら」という不良の態度で見ろ!」

と、課題曲もChico先生の名ディレクション炸裂で、どんどんMさんのROCK才能が開花していきました。もう最初とは別人みたいな歌声!!歌は態度・イメージから入る(この課題曲の場合は不良の態度)ことがとても大切だということがよく分かります。うまくいったときのことをMさんに言語化してもらうと「何も考えていなくて、洋服は革ジャンでパンツに手を突っ込んでて、バイク横付け。みたいな。観客はゴミだと思ってみました(笑)」とのこと。お客さんを見上げ過ぎない、というのは役者さんには大切なのかもしれません。

 

 

まとめ


いかがでしたでしょうか?
ロングトーン、と聞くと「難しい」という先入観からいろんなことを意識してしまうと思います。しかしREBELTING ACADEMYでは気を付けるポイントをたった3つに絞っています。声を出す時にそんな多くのことを考えていられないですよね。沢山のことを考えずにベルト3原則を意識するだけで「勝手に声が出た!」「気持ちいい!」というレッスン生が多かったですが、スケール練習だけではなく歌の中でも活かせるように頑張っていきましょう!

 

今後もワンボイスNEO5期生の様々な情報を定期的にご紹介していきますので、ぜひ楽しみにしていてください。

 

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さらに詳しく、ワンボイスNEOのメンバーが成果を出す秘訣が公開されています。

Chico先生のMVはこちら
 https://youtu.be/jwri7HOfISg?si=ONQy9aFzHmPRuSGa

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この記事を書いた人

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NEOトレーナーNanami


「歌を楽しめる場所」をモットーに
東京対面・オンラインレッスン、
NEO・マスターコースを担当しています。

趣味はキックボクシング
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